雨
戦う人は、たとえそれが眠っている間でも戦っている。
戦っていない人なんていない。
みんなそれぞれ、向き合うべき物事に対峙している。
昔々、清掃の仕事をしていたことがあったのだけど
ホースに足を引っかけて転んでしまったことがありました。
しかも、目の前にはタイルの角。
衝撃がしてから目を開けて、体を起こそうとしても力が入りませんでした。
タイルの床は思った以上に冷たくて、それにつられてどんどん体が冷えていく。
声を出したくても、出てこない。
視界がどんどん黒くなっていく。
それから体がふわりと軽くなって温かく感じた。
ものすごい速さで移動している感覚。
少ししてどこかに横になっている感覚。
再び目を開けたら、男の人が大きな声で自分の血を使ってくれと言っていた。
眩しくて、人に囲まれたような景色。
どれくらい時間が経ったのか分からないけど、私は生きていました。
そこに、花束を抱えて微笑んでいる男の人がいました。
当時の私は頭部の衝撃?で覚えていなかったけど、今なら容易に思い出せる。
輸血を申し出た男の人だった。同じ声だから。
きっと、私を運んでくれた人でもあった。
私は彼の声を聴くたびに、生きていたいと思うようになりました。
と、唐突な昔話でした。
日常を過ごしていく中で、何でこんなことが起こるの?と思うことがあるけど
それでも生きられる限り生きていかなくてはならないと感じます。
今日からしばらく、友達が手術の為に入院するそうです。
無事に成功することを願っています。
そして、いくつかの報告。優さんのブログにて。
優さんは前を向いていると書いていました。
どんな内容だとしても、受け止めたいです。
私も前を向きます。