あの日を思い出して。

諦めの悪い方です。ゆっくりやっていこう

曇り

『泣き虫ルディア①』 作:ハイミドリ

 

昔々、女の子が一人泣いていました。

すぐ近くに、猫の死体があったからです。

可哀相で泣いていました。

 

ある日女の子は、友達と遊ぼうと思って出かけました。

だけど、友達はいつも除け者にしてきます。

『あの子と一緒にいると、不幸になる』

と言われていたからです、だから、いつも泣いていました。

 

またある日、広場で女の子がいつものように友達から仲間外れにされて

いつものように一人で泣いていたら、足元にボールが転がって来ました。

「それとってー」

ボールの先には男の子がいて、女の子の返事を待っています。

女の子はボールを抱えて男の子の方に投げてあげました。

 

「ありがとう。ねぇ、何で泣いていたの?」

男の子は不思議そうに聞きました。

「みんなが、仲間外れにするの」

女の子は涙をこすりながら話しました。

「名前は?」

「ルディア」

「じゃあ…ルディア、友達になろう!」

男の子は手を差し出して握手を求めました。

「うん!ありがとう」

ルディアは笑顔になって、二人は友達になりました。

 

男の子とルディアはいつもとても仲良しで、お互いだんだん友達が増えて行き

不幸の噂も無くなって、楽しく過ごしました。

大きくなってからは、いつも二人でとはいかなくなりましたが

確かにそこには友情がありました。

 

しかし、ある日…男の子は死んでしまいました。

大きな機械に挟まれてしまったのです。

 

ルディアは泣きました。叫ぶように泣き、お父さんに叱られました。

そして、友達だった人が

「お前と仲良くしたから、あいつは死んだんだ!この死神」

と言ってきました。

とても苦しかったけど、ルディアは泣くことを我慢して

その日から涙を流すことはありませんでした。

 

ルディアは涙を流さなくなった代わりに、心の底から笑わなくなりました。

 

どんどん時間が過ぎて行って、みんなそれぞれ、男の子の事を忘れようとしたり

乗り越えようとしていきました。でも、ルディアはずっと乗り越えられませんでした。

だから、大きな機械を動かす仕事には絶対に就きませんでした。

 

ある休日、ルディアが広場で景色を見ながら沈んでいたら

ボロをまとった老人の旅人が、小鳥を一羽放し飼いにしながら街の広場にやってきて

向かいの花壇の縁に座り、音楽を奏でだしました。

その音色はとても美しく迫力があり、そしてとても楽しいものでした。

まるで宮廷楽団の一人のような老人の音楽に

ルディアは久しぶりに嬉しくなり、話しかけずにはいられませんでした。

だけど…死神と呼ばれたことを思い出して、また沈んだ顔になりました。

 

それに気が付いた老人は、小鳥に手紙を持たせ、ルディアまで飛ばしました。

老人はしゃべることが出来ないのです。

少し驚いたけど、ルディアは手紙の返事をするために老人の側に近づいていきました。

 

 

【続く】

 

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もう少し、お付き合いくださいませ( ˘ω˘ )

 

 

 

 

今日はダイエット話をしました。

冬が、一番痩せやすいそうですよ。

…何事も腹八分目!!w

 

最高気温は2度で、だんだんと頬刺す風がチクチクしてきました。

夕食何にしようかな~。