あの日を思い出して。

諦めの悪い方です。ゆっくりやっていこう

焼きつけた空

その目の中は虹色

部屋を出た空気は少し青臭く

夏の訪問の呼び水だったのだろう

 

彼といるとよく雨が降る

雷の薄紫がおそろしいけど美しく

ただ窓辺で見とれる時間

 

瞬きをしたら頭に焼きつきそうだから

私は心を込めて見る

 

風の強い日は目が冴える

なびいて遊ぶ髪を押さえながら

本当の笑顔を見せることができて嬉しかった

 

唐突にくれたキスも

今までにない強い抱擁も

フラッシュバックの場面には並んでて

焼きついたことを確認したから

心の目を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘却とは忘れ去られることなり。
忘れ得ずして忘却を誓ふ心の悲しさよ。

菊田一夫 君の名は。

 

寺山修司 ポケットに名言をから引用