あの日を思い出して。

諦めの悪い方です。ゆっくりやっていこう

セピア

ゴチャゴチャで何を発してるのか解らない色の中に

あった

誰が作ったのかケースを見ても分からない

ただ、あなたはすごく買って欲しがっていて

好きな色があったからと言う理由

 

元の作品は当時の彼にすぐに壊されて捨てられた

もっと知りたかったのに ね ひどかったな

あなたを忘れて、思い出そうとしてたけど

また忘れちゃった

 

いつもの店のいつもの入り口から

またあるいつもの店に行く途中

色のない人を見た

あぁ、あの作品の人だ 一目でわかる

捨てられた作品を後ろめたくて 周りの女性の視線が痛くて

私は逃げるように言い訳してその場を去る

のに

迷路のように辺りに引っかかって抜け出せない

そんな時に色のない人は 見たことのある色になった

階段の踊り場で しばらくその色を眺めていた

 

何かを思い出しかけて 苦しくなって

私はその場を立ち去った

 

 

 

 

 

夢を叶えたら 後ろの方でコッソリ見に行くよ

なんて 声をかけたかもしれない