あの日を思い出して。

諦めの悪い方です。ゆっくりやっていこう

しらせ

とうとう居所が見つかったらしい。

私は胸をかきむしりたいが、思うつぼのように感じるのでそれをしない。

それすらも君は想像しているのかもしれないと、邪推するよ。

 

だから言ったじゃないか。

過去があっての今なら、思い出したままに。

虚像を見つけたいのなら膿むこと。

罠は仕掛ける前に自分が掛かること。

 

君は先の二つほどやってのけたが、最後だけは臆病なのか、しなかったのかい?

その痛みを知らなくては、決して、生かしたまま捕らえることはできないのだよ。

殺してしまいたかった?

なら最後まで首を絞めたままにしておくべきだったね。

私に幻滅したのなら、そう表現したらいいじゃない。

 

あの時嘘を吐いたからもう嘘は言わないって自分に約束した。

それでも尚この気持ちが癒えないから、大人になるとはこういうものなのかと

喉の辺りが痒くなる感覚をこらえて認めているのではないのかね?

 

私の気持ちは、この一過性だとしても

思い返してみればとても恥ずかしく、汚いものをさも奇麗かのように書いていたね。

申し訳なかったね。やはり、性差のある人間。同じようには感じなかったのか。

それがほんの少し残念に思うが、私は君の大成を願ってここに居ようと思う。

 

大差のないことだよ。そこに居るということは。

私は再認識しただけのこと。

それだけだよ。

 

 

 

……と、また拙い文章を書いてみたりする。

変わらない水の味を確認しながら、手を握った人の笑顔をなぞる。

私の初恋は永遠に亡くなったままなのだ。

あの人は確かに死んでしまったの。

 

高校野球のユニフォームに身を包んだ遺影だけ

百合の香りがむさ苦しいほどの会場にぽつんとあった夏の日。

私はたくさんの画材でもって帰省した。

優しい女の子が知らせてくた彼の悲報。

痛々しい破壊された車体。

それをTVで知ったこと。

泣いても喚いても父に食って掛かっても

「人は死ぬんだよ」

としか教えられなかった良く晴れた日。